ブラッシング・コーミング




ブラッシングやコーミングは、汚れや抜け毛を取り去るだけではなく、
マッサージ効果として新陳代謝も高め、また皮膚や被毛に触る事によって
全身の健康チェックも出来てしまう、愛犬の健康維持には欠かせないお手入れです。


飼い主からしても愛犬とのコミュニケーションをとる大事な時間になりますので、
毎日習慣づけて行ってあげましょう。

ブラッシング・コーミングを行う順番は特に決まっていませんが、
足→背中→首→腹部→尻尾→頭の潤で進めると、とかし残しにくくなります。

ブラッシング・コーミングの説明に入る前に、使用する道具の説明を行います。

まず、グルーミングスプレー。これはブラシの通りを良くする為と、
被毛を傷めないようにする為に、ブラッシング・コーミングを行う前に
犬の体から大体30cm離して吹きかけるようにします。

続いてトイ・プードルのブラッシングに使用するスリッカーブラシです。
このブラシは、ブラシ代の上に『く』の字型のピンが付いている物で、
これにより下毛を整えたり、もつれ毛をとかす事が出来るのですが、
このピンは細く皮膚に刺さったり引っかいたりして愛犬の皮膚を
傷つけてしまう恐れがある為、扱いには注意が必要です。
扱い方のコツとしては、ブラシの柄を軽く持ち、
力を入れず、ブラシを皮膚と平行に動かします。
毛先からとかし、徐々に根元へととかす位置を進めていきます。

毛玉があった場合には毛玉を手の平に乗せて、
このスリッカーブラシで少しずつとかしてほぐします。

最後にトイ・プードルのコーミングに使用するコームです。
コームは端を指で軽く持ち、被毛に対して垂直に差し入れ、
そのままの角度でとかします。
スリッカーブラシとは違い、動かす方向は毛の流れに沿って
根元から毛先へと動かします。
被毛の抵抗感がなくなるまで行い、毛並みを整えます。

もつれ毛があった場合には、無理に引っ張ったりせずに
このコームで少しずつとかします。

ではまず足のブラッシング・コーミングから始めます。
足のブラッシングは後ろ足から行い、終わったら前足に移ります。
すべての足のブラッシングは終わったらコーミングです。
荒めの方でとかし、次に細かいようでとかすようにしましょう。

このように、各部位毎にブラッシングとコーミングを
同時進行で行いながら進めていきます。

背中は被毛の流れに沿ってとかします。
顔から遠いお尻の方からとかしていきましょう。

首を優しくとかしたら、次は腹部に入ります。
両前足を片手で掴んで持ち上げ、被毛の流れに沿って
少しずつとかしていきます。

尻尾は慎重に先端部分からとかし始め、徐々に付け根に向かって場所をずらしながら
行います。決して尻尾の付け根から一気に先端部分へ向かってとかさないで下さい。
尻尾の左右、表裏と分けてとかしていきましょう。

頭をとかすときは片手で頭を固定しながら行います。


ブラッシングもコーミングも決して愛犬の皮膚を傷つけないように行いましょう。
爪きり等と一緒で犬が嫌がるようになってしまう恐れもある為です。
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